ノロウイルス対策の前に

ノロウイルスの対策が必要なのは冬季が中心です。感染症や食中毒の発生を防止するためには、ノロウイルスに対する正しい知識と予防対策が必要です。ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、カキなどの貝類による食中毒の原因になるほか、感染した人間のの糞便や嘔吐物、さらにそれらが乾燥した状態から出る塵埃を通じて経口感染します。ノロウイルスが最初に発見されたのは、1968年、米国オハイオ州の小学校で集団発生した胃腸炎の患者からです。1972年、電子顕微鏡による観察で形態が明らかになりました。ノロウイルスは実験的に増殖させる方法がまだないため、検査や治療方法の研究が他のウイルスと比較して数段遅れています。死に至るな例は、まれですが、確実な治療法はまだ確立されていません。つまり感染すれば発症を防ぐことが出来ないため、日ごろの予防が何よりも大切になってきます。

発症したらどうすればいい?

症状の最初は突発的に起こることが多く、寝る時になって、いきなりこみ上げるような感覚と嘔吐感が襲います。その後何度も激しい吐き気が続くことが多いようです。吐き気が収束後は急激な悪寒が続き、場合によっては発熱を伴います。症状は普通1、2日で収まり後遺症が残ることもありませんが、免疫力が低い年配者や乳幼児では長引くこともあり、重篤な状態の引き金になる可能性もあります。また、感染しても発症せずに終わることや風邪と同じ症状が現れるだけ場合も報告されています。「下痢、腹痛、嘔吐を伴った風邪」といわれますが、この場合にはノロウイルスなどによる感染症である可能性も考えられ、通常の風邪ではないことも有り得ます。万一感染した場合は、医師の診断が大地ですが、家庭で出来る対処法として、スポーツドリンク、または0.9%の食塩水(生理食塩水)を電子レンジなどで人肌に暖めてから飲むことが望ましいとされています。

ノロウイルス対策のポイント

ノロウイルスを予防する対策で一番大事なのは、手洗いです。しっかり洗い流すことが重要です。調理前や用便後には、特に念入りに正しい手洗いをする必要があります。手洗いでも指先は不十分になりやすいところですので、丹念に洗い流すようにしましょう。ノロウイルスは85℃以上1分間以上の加熱で感染性を失うため、カキなどの食品は、中心まで十分加熱することが食中毒予防に重要です。また、調理器具をよく洗浄して塩素系漂白剤で消毒を行うことも大事です。多くの人が触れるところは、ウイルスが潜んでいる可能性があります。ノロウイルスは、接触や空気などを通じて経口感染する可能性があるため、うがい・手洗いをこまめに行って予防に努めます。トイレの後は、必ず二度手洗いをするようにします。多くの人が使うトイレには、ノロウイルスがいる可能性がありますので、除菌スプレーや除菌ティッシュなどを使って使用した方が安全です。衛生観念を高めて感染を防ぎましょう。

Copyright © 2008 ノロウイルス対策で効果的な方法